
mutaのエコバッグにも使われているキャンバスとヘンプの特徴についてご紹介

今年もmutaのエコバッグが登場
毎シーズン人気のmutaMARINEのエコバッグが今年も登場しました!
ちょっとしたお出かけにピッタリなコンパクトなサイズ感で毎シーズン好評のアイテムです。


今シーズンのエコバッグは定番のキャンバス生地のタイプに加え、ヘンプ素材を使用したモデルも新登場!
素材の名前は聞いた事がある方は多いと思いますが、今回はそれぞれの素材の特徴について詳しくご紹介致します。
キャンバス生地とは?

トートバッグの説明などでよく「キャンバス生地」と書かれているものがあります。
このキャンバス生地とは綿や麻等の太い糸で作られた平織り(※)の厚手生地のことです。
※平織りとは、縦糸と横糸を交互に組み合わせた最もシンプルな布の折り方の事です。伸縮性が弱いもののとても頑丈であるという特徴があります。


バッグ以外にもCONVERSEやVANSでよく見られるようなスニーカーやカバーオール等のジャケット類にも使われることも多い生地です。
ファッションアイテム以外にも、トラックのテントシートや郵便物を運ぶ袋、帆船やヨットの帆、体操マットなど耐久性が求められる様々な場面で活用されています。
・キャンバス生地のメリット
1.丈夫で耐久性に優れている
平織りで作られたキャンバス生地は強い耐久性があります。
もともと平織りは摩擦に強い生地ではありますが、糸を撚り合わせているので糸そのものに厚さが増し、より高い耐久性を持った生地に仕上がります。
2.通気性が良い
キャンバス生地は耐久性もありながら通気性も良いのが特徴です。
これは撚り合わせた糸の間に空気を通す隙間があるのが理由です。
ナイロン等の化学繊維であればより耐久力は上がりますが、どうしても通気性は悪くなってしまいます。
対してキャンバス生地は耐久力も通気性もバランスよく兼ね備えた生地でもあります。
3.水濡れに強い
キャンバスは水に強いのも特徴の一つです。
完全に水を通さないという訳ではありませんが、高密度に織られた生地なので織り目が細かく詰まっており、水が染み込みにくくなっています。
(生地の厚みにもよって程度は変わってきます。)
雨の日でもある程度安心して使えますが、シミやデニムなどの色移りには注意が必要です。
・キャンバス生地のデメリット
1.生地の厚みによっては重くなってしまう
高密度に織られた生地は丈夫ですが、当然厚みがあるとその分どうしても重たくなってしまいます。
mutaのエコバッグの場合はそこまで分厚い生地ではなく、サイズ感もコンパクトなのでそこまで気にはならないと思います。
2.使い込むと柔らかくなる
洗濯をしたり長く使っていたりすると馴染んで柔らかくなっていきます。
風合いの変化と捉えると好みの分かれる点ではありますが、硬い生地のままの方がいいという方にはデメリットになってしまいます。
3.汚れやすい・洗濯の手間
丈夫な反面汚れやすいという特徴もあります。
キャンバス生地は生成りやオフホワイトのような白系の色が多いので余計に汚れが目立ちやすくなってしまいます。
デニム等の色移りにも注意が必要です。
化学繊維は汚れを落としやすい物も多いですが、キャンバス生地は洗濯が必要になることが多いです。
その場合洗濯機で普通に洗ってしまうと型崩れしやすいので、洗濯機を使う場合は手洗いコースをおすすめします。
また、シワになってしまうので洗濯機で脱水はしない方が良いでしょう。
ヘンプ素材とは

ヘンプは麻科の植物で「大麻」の事を指します。
日本では古くから衣服・しめ縄等の神具としても使用されていた馴染みのある素材です。
大麻と聞くとあまり良いイメージではないかもしれませんが、繊維として利用される産業用のヘンプと、いわゆるマリファナと呼ばれる薬剤用のヘンプとで扱いは分けられ、栽培方法も異なります。
また現在日本で栽培されている産業用のヘンプには麻薬成分はほとんど含まれていないそうです。
ヘンプは降水量が少なくても雑草よりも早く成長し、害虫にも強いので栽培には化学肥料や農薬を必要とせず、「環境に優しい素材」として注目されています。
また、冷帯や熱帯に関係なく幅広い気候で育つので世界中で広く栽培されています。

しめ縄を思い浮かべて頂くと分かりやすいと思いますが、本来は硬くてごわごわした素材なので衣料品としては向いていませんでした。
しかし現在は技術の向上により柔らかくて肌触りの良いヘンプ生地が生産できるようになり、多くのファッションアイテムに使用されています。
・ヘンプ素材のメリット
1.耐久性が高い
ヘンプはとても耐久性が高いのが特徴です。また、湿気を与えるとさらに強度が増します。
綿の寿命は一般的に100年ほどと言われています。
エジプトのミイラは包帯にヘンプを使用していて、紀元前3500~3200年から未だに包帯の原型を留めています。
保管状況が全然違うのでイメージし辛いかもしれませんが、それほど耐久性のある素材という事です。
2.抗菌性・防臭性がある
ヘンプ素材は繊維評価技術協議会が定めた抗菌性基準を上回る数値の抗菌性があり、また消臭効果も持っています。
気軽に何度も洗濯できないバッグなどの製品に最適です。
3.調湿性に優れている
ヘンプ繊維には無数の微細穴があり調湿性に優れています。
洗濯後の乾きが早いのも嬉しい特徴です。
また熱伝導率が低いので衣服の場合は夏は涼しく、冬は暖かく年中通して使えます。
4.UVカット効果もある
ヘンプは紫外線防止指数が50というとても良い数値で、紫外線を効果的にカットできる素材でもあります。
同じ麻系の素材でリネンがありますが、こちらはヘンプほど紫外線防止指数が高くありません。
・ヘンプ素材のデメリット
こちらで挙げるデメリットは主に衣服の場合に当てはまる事が多いので、バッグの場合はそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、予備知識としてご紹介しておきます。
1.摩擦に弱い
耐久性はありますが、先程紹介したキャンバス生地に比べると摩擦には弱いです。
使っているうちにチクチクした肌触りになってしまう事もあります。
2.シワになりやすい
麻素材にはありがちな事ですが、シワになりやすいという特徴もあります。
洗濯をした後は乾く前にしっかりとシワを伸ばした状態で干したりアイロンを使ったりといった対策が必要です。
3.伸縮性が弱い
これも衣服の場合に言える事ですが、麻100%の場合ストレッチ性はほとんどない物と思っておいた方が良いです。
シャツ等の場合は少し余裕のあるサイズを選んだ方が良いでしょう。
アイテムの紹介
・5LINE エコバッグ
シックなカラー配色に表裏で異なるロゴを配置した表情を楽しめるデザインのバッグ。
mutaらしい派手なデザインやカラーではなく、上品なmutaを楽しめるバッグになっています!
・ヘンプ エコバッグ
シンプルなデザインでヘンプ素材の良さを活かしたバッグ。
ナチュラルな麻の風合いが魅力的で、これからの暖かくなっていく季節にピッタリなアイテムです!
・シングルハンドルエコバッグ
シングルハンドルという他ではあまりないような特徴的なバッグ。
ハンドルが1つなのでよりかさばりにくく、サブバッグとしてもオススメです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はmutaの2種類の素材のエコバッグとそれぞれの素材についてご紹介させて頂きました。
ご紹介したエコバッグ以外にも今後の商品選びの参考になりましたら幸いです。
是非mutaのアイテムもチェックしてみて下さい♪